あがり症の症状・原因・治療法
あがり症の症状
"人前で話をするのは苦手だ"そんな人が多いと思います。特に日本人は大勢の前で自己主張をすることが苦手な方が多いので、苦手な方の方が多いのではないでしょうか?
その理由の1つとして"緊張する・あがる"というものがあります。
大勢の人の前でマイクの前に立つとそれだけで足が震える、手が汗ばんでくる・声が震える・頭が真っ白になるなど、これらはすべてあがり症の代表的な症状です。
これぐらいの症状であればだれでも経験することですし、場数を踏んで慣れていくことでかなり改善できる程度のものです。
しかしさらに極度のあがり症の方だと、吐き気やめまいがする・腹痛がする・動悸や息切れがするなど、体調が悪くなるほどの症状が現れることもあります。
いずれにせよあがり症の症状の出方は個人差が非常に大きく、また慣れるにしたがって改善されるという特徴があります。
あがり症の原因
人はあがる(緊張する)と手足が震えたり冷や汗をかいたり、動悸がしたりします。これは血液中のノルアドレナリンという物質が増加することによっておこります。
ノルアドレナリンは興奮状態をつくりだす神経伝達物質で、交感神経を活発化させる働きがあります。
交感神経が活発になり優位状態になると血圧・心拍数・体温が上昇しますので、汗をかいたり動悸がしたり震えたりするのです。
通常運動をするときなどに交感神経が優位になるのは問題なくむしろ自然なことなのですが、緊張や不安によりあがってしまうと運動をしていないのにノルアドレナリンが大量に分泌されてしまうので、身体に上記のようなさまざまな症状が現れるのです。
あがり症の治療法
あがり症というのは病気ではなく身体に起こる自然現象なので、あがり症を完治させるような劇的に効く薬というものはありません。
ただし極度のあがり症で困っている方には、スピーチや会議などあがる場面になる前にデパスのような抗不安剤を処方するケースもあります。抗不安剤には不安やイライラを和らげ気持ちを落ち着かせる効果がありますので、一時的な対処療法としては効果的です。
また薬局でもさまざま市販薬を購入することができます。イララック・ロート和漢箋・メンテック・アロパノール・パンセダンなどの名称で販売されています。
しかし薬による治療はあくまでも一時的なその場しのぎ(対処療法)にしか過ぎませんので、あがらなくする(あがりにくくする)といった根本的な治療をするためには、話し方教室や考え方を変える、場数を踏んで慣れるなどの方法をとる必要があります。
私が極度の「あがり症」を克服した方法
人前に立つと足がガクガク震える私でもあがり症を克服できたダウンロード指南書です^^私も毎日少しずつトレーニングして克服できました!(日本メンタルヘルス協会公認)